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格闘技でうつる水虫菌が厄介で、毛が生えなくなる?次亜塩素酸水があれば・・・
「トンスランス菌」と聞いて、ピンとくる方は少ないでしょう。
レスリングや柔道、相撲など体をぶつけあう競技をする人達の間で
流行し始めている水虫菌(白癬菌)の一種です。
水虫と言えば、通常は足に寄生するものですが、このトンスランス菌は
頭や顔、手の肘・足の膝・胸部・首の後ろなどに寄生し、感染力も強力なのが特徴です。
皮膚同士の接触で感染することが多いが、床に落ちた垢や髪の毛から
感染することもあるという厄介な菌です。
この水虫菌に感染すると、かゆみはほとんど無いものの、赤い発疹から
はじまって2センチくらいの円形に広がるようですね。
皮膚がカサカサになり、頭に出来るとかさぶたが生じて毛が抜け落ちる
のですが、毛根が破壊されることもあり、その場合は永久に毛が生えて
こなくなってしまうという恐ろしさを持っています。
トンスランス菌って聞きなれない菌だなあと思ったら、どうやら国際試合を
通じて2000年ごろ外国人選手からうつされたもののようですね。
今では結構感染者がいるらしく、都内の大学柔道部員への検診で、約8%の
人が感染していたことが判明しました。
症状の出方には個人差があり、中にはキャリアではあるが無症状という人
もいて、静かに感染が拡大しているという不気味さを持っています。
感染した場合は抗真菌薬で対応するしかないのですが、事前の感染対策を
しっかりとることが、まず重要ではないでしょうか?
・練習や試合後はすぐにシャワーを浴び、菌を洗い流す
・練習場や試合会場では次亜塩素酸水を空間噴霧し、清潔な空間を作る
・床の清掃をする際に、次亜塩素酸水をスプレーして拭きあげる
など、次亜塩素酸水を効果的に使ってみてください。
柔道着やユニフォームを洗うときにも洗濯機に次亜水を適量混ぜるだけで
ニオイや菌を効果的に除去してくれますので重宝です。
各学校の運動部顧問の皆様
練習場や部室には次亜塩素酸水を常備し、安心できる練習環境を部員の
皆さんに提供してあげてくださいね。
また家庭での親子のスキンシップや、学校での友達間のじゃれあいなどで
感染するケースもあるそうなので、くれぐれも赤い発疹にはご注意を!