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次亜塩素酸水の安全性について1

次亜塩素酸水は塩素濃度が400ppmという高濃度です。

水道水の塩素濃度が0.1~1.0ppm(平均0.5ppm)程度、プールの塩素濃度が1.0ppm程度なのですから、プールの400倍というビックリの濃度なわけです。それでも安全なのでしょうか?

除菌力と安全性の関係性においては、「除菌力が高くて安全性も高い」というのが理想ですが、
次亜塩素酸水以外の除菌剤と比較してみると、次亜塩素酸水の優秀さが良くわかりますので列記してみます。

「除菌力が低くて安全性も低い」除菌剤の代表はフェノール、クレゾール石鹸などです。フェノールはコールタールやベンゼンを原料として生成され、毒性の強い化合物でその濃厚溶液は皮膚に対して激しい炎症を起こします。ごく薄い溶液は防腐剤や消毒剤として用いられています。

「除菌力が低くて安全性は高い」除菌剤の代表は塩化ベンザルコニウム、クロルヘキシジンなどです。塩化ベンザルコニウムは最近まで薬用洗口液、薬用せっけんなどでよく使われていましたが、昨年アメリカのFDA(食品医薬品局)が警告を出すと、一部の商品を除いてはあまり使用されなくなりました。

「除菌力が高くて安全性が低い」除菌剤の代表はグルタラールアルデヒド、ホルマリン、二酸化塩素、次亜塩素酸ナトリウムなどです。どれも消毒剤としては非常に効果の高いものですが、人体に大きな影響があるため取り扱いには十分注意が必要です。

「除菌力、安全性ともに高い」除菌剤の代表はエタノール、オゾン水、ポピドンヨード、強酸性水、そして次亜塩素酸水です。
このグループが一番優秀なグループですが、この中で「目や粘膜に触れても誤飲しても刺激性や何らかの処置が必要ないかつ周辺環境にほとんど影響を与えない」ものは何でしょうか?・・・・・それが次亜塩素酸水です。

冒頭に戻って、なぜ400ppmという高濃度でも安全と言えるのか?については次回述べたいと思います。