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次亜塩素酸水でO-157による食中毒発生をどう防ぐか?
昨日のブログで取り上げた、埼玉県熊谷市の惣菜店「でりしゃす籠原店」でO-157による食中毒が発生し、8人の方が治療中という事件の続きです。
まず朗報としては、意識不明の重体だった女の子が意識を回復できたそうです。
本当に良かった!
新たな情報としては、この惣菜店の他の系列店2店舗でもO-157が発生していたということ。
同じ埼玉県で5人、群馬県の前橋店で1人の発症が確認されました。
昨日は感染経路が定かでないという話をしましたが、新たな情報を加味すると、やはりポテトサラダを製造した取引先の食品加工工場が疑われますね。
東京医科大学兼任教授である中村明子さんも、ポテトサラダの製造過程が疑われる旨の話をされていました。
中村教授の話によると、ポテトサラダの原料である、ある食材が感染源になっている可能性があるとの事。
その食材とは・・・
キュウリです。
キュウリは皮つきのまま調理されることが多く、その皮に付着した菌が原因なのではないかとの仮説です。
もちろん製造工場でもきちんとした洗浄がされているとは思いますが、もし洗浄過程に「次亜塩素酸水で除菌」という工程があれば、もしくは「洗浄水が次亜塩素酸水」であったら・・・と思います。
では、購入した食品による食中毒を防ぐにはどうすれば良いのでしょうか?
中村教授は「十分な加熱が大切」と語っていました。
電子レンジで加熱する場合、食品の種類やボリュームによっては芯まで十分に熱が伝わっていないケースがあるといいます。
加熱したら、その食品を「取り出してかき混ぜてから再び加熱する」ことで、加熱ムラをなくすことが出来るそうなので、今日からご家庭でも是非取り組んでみてくださいね。
また、キュウリやニンジン、大根など野菜を皮付きのまま調理される場合は、次亜塩素酸水で洗浄してから調理することをお忘れなく・・・。