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食中毒の予防には次亜塩素酸水?

食中毒が一番おきやすい(事件として報告される)月は何月でしょうか?ノロウイルスが原因の食中毒は12月ですが、細菌が原因でおきる食中毒は8月です。

食中毒を引き起こす主な細菌・ウイルス、主な繁殖場所、毒素名についてですが、

・黄色ブドウ球菌は皮膚(特に化膿した傷口)で主に繁殖し、耐熱性腸管出血毒という毒素を出します。
・腸管出血性大腸菌O-157は過熱が不十分な食品で主に繁殖し、ベロ毒素を出します。
・セレウス菌はチャーハンやおにぎりなどを主な繁殖場所とし下痢原性毒素を出します。
・ウェルシュ菌は大量に調理された煮込み料理などで主に繁殖し、エンテロトキシンという毒素を出します。
・カンピロバクターは食肉・牛乳・井戸水を主な繁殖場所とし、コレラ毒素様腸管毒を出します。
・サルモネラ菌は食肉・卵・害虫を主な繁殖場所(ペットも注意)としています。毒素は不明です。
・腸炎ビブリオは魚介類を主な繁殖場所とし、耐熱性溶血毒を出します。
・ノロウイルスはカキや加熱が不十分な食品等で主に繁殖します。

食中毒の予防には3つの原則があり(食中毒予防3原則)この3つを守ることが食中毒の予防につながりますので、覚えておきましょう。

1つ目は「つけない」
文字通り菌やウイルスをつけないことです。
手指・食器・器具類の洗浄・消毒・乾燥を十分に行うことが大切です。

2つ目は「増やさない」
調理後は速やかに食べ、10度以下で保存することが大切です。もちろん保存された調理品は長時間そのままにしないようにし、なるべく早く処理しましょう。

3つ目は「殺す」
食品は中心部まで十分に加熱しましょう。(75℃で1分以上加熱)
ただし、耐熱性の細菌は要注意です。
ちなみにノロウイルスは85℃~90℃で90秒以上加熱が必要です。

次亜塩素酸水が貢献できるのは1つ目の「つけない」ですが、有機物に触れると水に変わるという高い安全性を持っていますので、手指や食器類、食材の除菌に積極的に用いるようにしていただければ良いのではないかと思います。

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