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次亜塩素酸水の超音波加湿器利用での注意点について

あるQ&Aサイトで「次亜塩素酸水超音波加湿器で噴霧されたものを
吸い込んだりするとしばらくの間、気管支がヒリヒリするような
違和感があります。」との書き込みがありました。

投稿者がメーカーに対し、使用期限や原材料の明記が無いので
問い合わせしたところ、そのメーカーは
「開封するまで何年でも効果は変わらない、原料は特別な配合のため
教えられないから明記しない」
と答えたそうです。

このメーカーがどこかはわかりませんが、しっかりした説明責任を
果たさない限り、次亜塩素酸水業界全体の信頼に関わりますので
お答えします。

まず、次亜塩素酸水は「開封するまで何年でも効果は変わらない」
というのは誤りです。

生産した直後から劣化は始まります。

特に影響を受けるのは紫外線と温度です。

紫外線を避けるため遮光ボトルを使ったり、段ボールの中に入れたり
してはあると思いますが、完全に遮断することは難しいでしょう。

また、紫外線対策がバッチリでも温度変化は避けられません。

長期間棚に並んだ次亜塩素酸水の濃度を調べてみると、既にそれは
別物と化していた・・・という事実もあります。

また、「原料は特別な配合のため教えられない」というのもおかしな
話ですよね。
(弊社の場合、「プリュテックの特徴」ページに記載していますので
ご参照ください。 https://plutech.net/characteristic/ )

多分、そのメーカーさんの場合は、次亜塩素酸水の「濃度」も明記されて
いないのではないでしょうか?

超音波加湿器で次亜塩素酸水を利用する際の注意点は、実はその濃度にあります。

もし、原液の濃度が200ppmあったとしたら、その濃度のまま使用しますと
投稿者の方がおっしゃるように、のどがヒリヒリしたり、気管支に違和感
を感じたり・・・という現象は起こりえます。

市販品で、濃度を明記していない製品を結構見かけますが、販売者側が
使用方法や使用濃度をきちんと指導していない場合、様々なトラブルに
発展しかねない使い方を消費者側でされる場合がありますので、注意が
必要です。

弊社では、超音波加湿器で噴霧する場合は80ppm以下、できれば50ppm
くらいでのご利用を推奨しています。

最近は次亜塩素酸水メーカーも非常に多くなってきましたので、選択する際の
目安として、最低でも
「使用期限もしくは製造年月日」「塩素濃度」がきちんと記載してあるか
どうかの確認はしておいて下さいね。

また、使用用途別の推奨濃度についての説明や指導をきちんとしてくれる
販売業者かどうかも、選定する際の目安にしてください。